芦原すなお

青春デンデケデケデケ

デンデケデケデケ~。1965年、3月28日。高校進学をひかえた15歳の春休み。ラジオから流れてきたベンチャーズの「Pipeline」。その電気ギターのトレモロ・グリッサンド奏法のフレーズに、“ちっくん”は、昼下がりのうたた寝から目覚め、ロックに目覚めた。「やーっぱりロックでなけらいかん!」四国の田舎町の高校生たちがくりひろげる抱腹絶倒、ロックと友情と、あわい恋の物語。直木賞受賞の永遠の青春小説、800枚の完全オリジナル版が待望の文庫化。

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