新田次郎

風の遺産 (講談社文庫)

偶然がもたらした人妻・蓉子と大学助教授・伊村の邂逅。乾徳山、鷹取山、丹沢...。二人は共通の趣味、登山を通して深く関わりあっていった。蓉子は夫から疑惑の目を向けられつつも伊村と冬の谷川岳に挑む。猛吹雪で七日間閉じ込められた彼らを待ち受ける残酷な現実とは?精緻な心理描写が光る異色山岳小説。

最初の感想を投稿しよう。