結城充考

狼のようなイルマ

都内某所で、IT企業経営者の毒殺死体が相次いで発見される。警視庁捜査一課殺人犯捜査第二係所属の入間(イルマ)祐希は、関係者の証言からIT企業「シェヴロン・グループ」代表取締役・佐伯亨に目をつける。だが、尾行中に何者かが佐伯を襲撃、猛追するイルマと激しいカーチェイスに。襲撃犯は中国黒社会の刺客、「低温」だった。命拾いした佐伯は、「蜘蛛」に接触し...。肥大化する暴君・佐伯、殺人機械・低温、正体不明の生ける屍・蜘蛛。己の鋭い嗅覚がイルマを導いた先は、都会の戦場だった―。型破りな女刑事が牙を剥くアクション警察小説、誕生。

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