高橋源一郎

ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)

住所はなく、消印は「葛飾」、そして差し出し人の名前は、「すばらしい日本の戦争」...名作『さようなら、ギャングたち』に先立つこと一年、闘争、拘置所体験、その後の失語した肉体労働の十年が沸騰点に達し、本書は生まれた。「言葉・革命・セックス」を描きフットワーク抜群、現代文学を牽引する高橋源一郎のラジカル&リリカルな原質がきらめく幻のデビュー作。

最初の感想を投稿しよう。