蘇芳のり子

マルグリット・デュラス“幻想の詩学”

デュラス文学のキーワード“眺める regarder”・“待つ attendre”・“憧れ出る partir”をとりあげ、ヒロインたちの孤独な内面に潜む独白的な“声”を聴き、比較詩学の視点からも和泉式部の“歌ことば”に照らして、デュラスの“詩の小説”‐“空白”に截断されては語り継がれる―を読み解く問題作。

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