仙川環

鬼嵐

北関東で起きた謎の出血死事件を女医が追う。 『感染』で第1回小学館文庫小説賞を受賞し、ベストセラーを生んだ、医療ミステリーの第一人者として名高い仙川環氏の最新作。女医の夏未は、東京の大学病院での研究者生活から挫折し、北関東の地元に戻って来た。過疎化が進み、外国人労働者の増加が目立つ地元では、町おこしの目玉にと、海外から持ち込まれた羊を商品化しようとする動きが進んでいた。そんな中、謎の感染死が連続して起こる。独自に調査を始めた夏美を妨害する出来事が次々に起こって……。感染源は何か、そしてその裏側に何があるのか……。STORYBOX連載中からあまりにリアルと話題になった作品。作家デビュー16年目の脂ののった仙川氏が贈る読み応え満載の社会派医療ミステリーです。(2018年9月発表作品)

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