仙川環

終の棲家 (ハルキ文庫)

大日本新聞初のMBA取得者として鳴り物入社した麻倉智子。だが、社内政治の道具として異動させられた社会部では、学歴とプライドと靴のヒールは高くても記者としての能力は低いと、ダメ記者扱い。焦りと苛々が募っていた矢先、独居老人の医療問題を追うなかで、取材対象の老人が次々に死亡する。一体何故!?社内の権力争いの波にもまれつつも、記者としての意識に目覚めた智子は、事件を追いはじめるが...。老人医療現場の悲しい現実に美人記者が立ち向かう。

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