高嶋哲夫

虚構金融 (文春文庫)

東京地検特捜部の後鳥羽検事は、財務省キャリア・大貫墜死の報に接する。有力地銀合併に絡む贈収賄事件で大貫に事情聴取をした矢先の死であった。金融庁も巻き込んだ地銀疑惑捜査が大詰めを迎える一方、大貫が与党改革派議員と推進を目論んだ日米経済に関する計画が浮上。その周囲に巡らされた巨大な謀略の存在が後鳥羽を突き動かす―。

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