中野孝次

贅沢なる人生 (文春文庫)

気のすすまぬことはやらぬだけ...かつてそう豪語して、「自分らしく生きる」ことに賭けた、見事な男たちがいた―。大岡昇平、尾崎一雄、藤枝静男。著者が人生の師と仰ぐ、三人の文士の生き方から、醇乎として「自分」でありつづけることの困難と素晴らしさを問いかける、思い出の記。希有なる個性との遭遇。

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