鯨統一郎

作家で十年いきのびる方法 (光文社文庫)

苦節十七年にして作家となった伊留香総一郎。しかし、美酒に酔うはずの席で元上司は言った。「そんなに浮かれてていいのか?」彼の言葉が予見したかのごとく、第二作は初版止まり、ネットには酷評の嵐、仕事との二足の草鞋も限界にと一寸先は闇ばかり。そう、作家としての生き残りをかけた闘いがいま始まったのだ!覆面作家の半自伝的物語であり、こだわりの小説作法集。

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