清水義範

深夜の弁明

日常耳にしたり目にしたりするなんでもない言葉や文章を、ちょっと視点を変えて見てみると、そこには人間のおかしさや愚かしさが透いて見えるわけである(あとがきより)。締切間際になっても原稿の書けない作家が、編集者にあてて書き始めた言い訳とお詫び。その枚数はなんと、予定していた原稿の枚数分に...。表題作ほか、身近な題材をシミズ流の鋭い切り口で味付けした傑作パスティーシュ集。

最初の感想を投稿しよう。