梶山季之

黒の試走車 (光文社文庫)

大手メーカー・タイガー自動車の開発した新型車が発売直後に列車と衝突事故!「欠陥車か?」と業界紙が騒ぎたてるさなか、今度は事故を調査していた企画一課長が謎の転落死を遂げる。二つの事件に見え隠れするライバル企業の黒い影。後任の企画課長となった朝比奈は親友の死の真相を追いながら、熾烈な業界戦争の渦中に飛びこんでいく―。産業スパイの実態を鋭く抉った企業小説の最高峰。

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