新津きよみ

もう一度住みたい (ハルキ・ホラー文庫)

高橋芙美子は競売物件でマイホームを手に入れた。偶然、先住者も「高橋」であったため、表札はそのまま使うことに。新生活は穏やかにスタートしたが、そんなある日、「ただいま」と見知らぬ男がやって来た。男は先住の高橋家の長男で、七年余り家出をしていたという。男は消えたが、翌日、芙美子は二階で“ガリガリ”と不気味な音がしているのに気が付いた...。幸福な「高橋」家に襲いかかる不幸な「高橋」家の影。戦慄の書き下ろしホラーサスペンス長篇。

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