新津きよみ

悪女の秘密 (光文社文庫)

心の奥底に封印した過去、口にできなかった一言、それが解き放たれるとき、普段の風景は恐怖の色に塗り替えられる...。妻子ある男を愛してしまった早紀子は、突然、彼の妻から誘われた。夫は出張中、離婚してあげるから、二人だけで旅行しようと。動揺を抑えきれないまま、早紀子は真意を知ろうとその言葉に従うが...(「二人旅」)。日常に潜む殺意を描く十一編。

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