新津きよみ

氷の靴を履く女 (日文文庫)

夫や義姉たちの裏切りにより、十四年間の結婚生活に終止符を打った紀子はある日、週刊誌の記事を読み、息を呑んだ。目の不自由な資産家が、親切にしてくれた女性を捜しており、お礼がしたいというのだ。記事の話は、紀子が離婚前に知り合ったその女性から聞いた憶えがあった。紀子は“シンデレラ”の彼女に連絡を取ろうとしたが...。心の闇底に潜む戦慄を捉えた書き下ろし長編ミステリー。

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