阿刀田高

地下水路の夜 (新潮文庫)

古い街の地下を流れる誰も知らない水路。そこで出会ったはずの絵本を読む美女は本当に存在したのか? 亡き父はなぜ「アリマタヤのヨセフを調べろ」と言い遺したのか? 一冊の本、一つの言葉が記憶の鍵を解き放ち、予想外の物語が立ち上がる。著述生活半世紀に及ぶ著者の文学愛が名短篇に結実した、豊饒なる十二話の綺譚集。

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