楠章子

夢見の占い師

明治の近代化もおよばない小さな村をたずねて薬をとどける時雨と弟子の小雨は、“まぼろしの薬売り”と呼ばれていた。ふたりは、薬のいらない村や、はやり病いの村に出合いながら旅を続けるが、ある日、小雨が謎の組織にさらわれてしまう...。時雨と小雨の背負う宿命が、国をうごかす存在と大きくかかわっていく!

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