香納諒一

ステップ

バーのマスター斎木章の裏の顔は、盗みのプロ。一年前のヤマで相棒と恋人を失い、いまは傷心の日々を送っている。ある朝、弟分の悟が転がりこんできた。女を巡るトラブルでヤクザの幹部を刺したという。事態の収拾を図った斎木だが、捕らえられ命を落とす。だが、気がつくと昨日に戻っていた...。悟を救うため、そして、“今日”を取り戻すため、斎木は横浜の夜を疾走する。

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