サマンタシュウェブリン

口のなかの小鳥たち (はじめて出逢う世界のおはなし―アルゼンチン編)

几帳面で整頓好きな普通の男の暮らしに突然入ってきたシルビア、そして小鳥を食べる娘サラ...。父娘2人の生活に戸惑う父親の行動心理を写しだした表題作「口のなかの小鳥たち」など、日常空間に見え隠れする幻想と現実を、硬質で簡素な文体で描く15篇。スペイン語圏における新世代幻想文学の旗手による傑作短篇集。

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