村上和雄

サムシング・グレート (サンマーク文庫)

生きていることは、科学的にみても、全く不思議なことであり、いのちを生み出された巨いなる存在の前に、私は自然と頭が下がった。私は、自分がすぐれていると思ったことはない。また、いつでも喜びにあふれた“陽気暮らし”の境地には、ほど遠い日のほうが多い。そのような私でも、目には見えない大きな力のおかげで幸せに生かさせていただいていることを、科学研究の立場で知らせてもらった。このことを、できれば多くの人に知っていただきたかった。それで、本書では、ある場合には恥をしのびながら、自分について語った。

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