百田尚樹

逃げる力 (PHP新書)

会社から逃げる、人間関係から逃げる、目の前のピンチから逃げる...逃げることは、消極的で後ろ向きなことだと考えていないだろうか。実は逃げることは戦うことと同じくらい積極的な行動である。戦う時に分泌されるホルモン「アドレナリン」は、逃げる時にも分泌されるのだ。本当に大切なものを守るために、戦っても勝ち目がない、得るものがないと判断したら、さっさと逃げるべきである。だからまず、自分にとって大切なものは何か、しっかり見定めなければならない―著者が動物や戦国武将の例も挙げながら、人生についての根本的な考え方を語る一冊。

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