凪良ゆう

あいのはなし (ショコラ文庫)

愛する男を失くした岸本波瑠は、彼の9歳の息子・桐島椢とあてのない旅に出た。奇妙なことに、椢は自分の中に父親がいると言い、そして時おり本物の彼のように振る舞った。不思議で幸せな三人の生活。だが、幼い椢と他人の波瑠が長く一緒にいられるはずもなく、逃避行は悲劇的な結末を迎えた―。それから10年、あの日姿を消した波瑠を、椢はずっと捜し続け...。時をかけ、三人の想いが絡み合う不思議な愛の物語。

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