姉小路祐
街占師 (祥伝社文庫)
占い師には、自宅で客を取る宅占師と街角に立つ街占師がいる。渋谷のビルの谷間で、街占師の晶子はいつものように卓子を出して客を待っていた。この夜はなぜか奇妙な客が続いた。しかも店閉まい間近、サングラスの男にクロロホルムを嗅がされ、晶子は廃工場に監禁された。師匠の宅占師紫絵の元には「ただちに占いをやめろ、これは制裁である」との脅迫電話が。
占い師には、自宅で客を取る宅占師と街角に立つ街占師がいる。渋谷のビルの谷間で、街占師の晶子はいつものように卓子を出して客を待っていた。この夜はなぜか奇妙な客が続いた。しかも店閉まい間近、サングラスの男にクロロホルムを嗅がされ、晶子は廃工場に監禁された。師匠の宅占師紫絵の元には「ただちに占いをやめろ、これは制裁である」との脅迫電話が。