辻内智貴

僕はただ青空の下で人生の話をしたいだけ (祥伝社文庫)

中年作家の竜二は三年前に帰郷。過去の作品の印税で、ネコと一緒にのん気なその日暮らし。静かな毎日だが、竜二の目には数々の人間ドラマが映る。コンビニで出会った女の、笑顔の裏にある秘密。休業中の店への客からのアツい落書き。時に切なく、時に思いやりに溢れた一つひとつの出来事に、想いを巡らす。だが転機は訪れ...(「A DAY」より)ほんのりと人の心を浮き彫りにする作品集。

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