朽木祥

彼岸花はきつねのかんざし (学研の新・創作シリーズ)

おきつねさんは、人を化かす。おばあちゃんは、しょっちゅう化かされる。でも、也子の前にあらわれた小さいきつねは、まあるい目をした、かわいい子ぎつねだった。だんだんと戦争の影が濃くなってきたころ、友だちになったふたり。そんなふたりのつながりを、一発の爆弾が、いやおうなく引きさく。戦争が引きおこす悲しみと残酷さを、時代をこえて受けついでいく物語。二〇〇九年に出版された物語『彼岸花はきつねのかんざし』の絵本版。

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