川上亮

嘘つきは探偵のはじまり (ファミ通文庫)

「馬鹿圭太!」「だれが馬鹿だっ!」仲間とののしりあう、そんな日常。雑多な文化が溢れる港町で、おれは探偵事務所の社長(失踪した恋人の兄貴)に拾われ、ヌルい毎日を過ごしていた。ある日、大量の銃の買付情報を耳にしたおれは、相棒のシンと共に取引現場へと赴く。一攫千金のチャンスと思いきや、現れた三人組は銃の暴発であっけなく死亡。調査の末、おれはアジア系犯罪組織の関与を突きとめる。その一方で、仲間との日常は確実に揺らぎ始めていた...。

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