江藤淳

アメリカと私 (文春文庫)

著者二十代最後の年、一九六二年より二年間のプリンストン滞在記。この間、公民権運動の高揚、キューバ危機、ケネディ暗殺等、激動期を迎えていたアメリカ社会の深部を見つめ、そこに横たわる自他の文化の異質性を身をもって体験する。アメリカという他者と向き合うことで、自らのアイデンティティの危機を乗り越え、その後の「国家」への関心、敗戦・占領期研究への契機ともなった歴史的名著。

著者二十代最後の年、一九六二年より二年間のプリンストン滞在記。この間、公民権運動の高揚、キューバ危機、ケネディ暗殺等、激動期を迎えていたアメリカ社会の深部を見つめ、そこに横たわる自他の文化の異質性を身をもって体験する。アメリカという他者と向き合うことで、自らのアイデンティティの危機を乗り越え、その後の「国家」への関心、敗戦・占領期研究への契機ともなった歴史的名著。

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