羽田正

冒険商人シャルダン (講談社学術文庫)

多様な宗教と言語が行き交うペルシアで成功を収めた商人にして旅行記作家のジャン・シャルダンは、新教への迫害が続く息苦しい故郷・パリを捨ててロンドンに移住し、爵位を得た。しかし、彼の最大の悩みは、怠け者の長男の行く末だった―。時代に翻弄されつつ「一級史料」を書き残した市井の人物の生涯と、彼らが生きた一七世紀の社会を活写する。

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