佐藤忠男

見ることと見られること (岩波現代文庫)

かつて人は、共同体のなかで他者の視線を浴びながら自己を形成していた。メディア社会の現代では、見る/見られる関係は大きく変容する。視線を浴びる人と見るだけの人に分化した現代人の危機。どんな時代でも、誰かのまなざしに見守られることが人間には必要である。映画評論の第一人者による視覚文化からみた現代社会論。

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