野村克也

イチローの功と罪 (宝島社新書)

今年3月下旬に東京ドームで行われたメジャーリーグの開幕戦で、電撃引退を表明したイチロー。試合後の引退会見は深夜にもかかわらず約85分にも及び、その内容ともども大きな反響を呼んだ。これまで数々の日本記録やメジャー記録を樹立してきたイチローの、プロ野球選手としての実力は誰もが認めるところだが、唯我独尊で自己中心的な言動には常に賛否両論があった。そんな我が道を行くイチローも、今後は指導者になると思われるが、はたして指導者としての資質はあるのか―。野村克也が希代の天才・イチローを丸裸にし、その功罪についてあらゆる角度から斬りまくる。

最初の感想を投稿しよう。