内田洋子

ロベルトからの手紙 (文春文庫)

イタリア半島じゅうを回り、まだ知られていないこの地の暮らしを見つけ伝えたい―そう思いながら住み続けて集めた“イタリアの足元”の話。仕事で海外を飛び回る妻と夫との間に横たわる寂寞。交差点で手を貸して歩いた老女が語る二十分の人生。弟を想う働き者の姉三人。様々な家族の形を端正に描く随筆集。

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