諸田玲子

美女いくさ

伯父・織田信長の気性をうけつぎ「女弾正忠」と呼ばれた小督は、天下人・豊臣秀吉の養女となり、命じられるままに三度の結婚をする。「女子は嫁して子を生し、家を守るのがつとめ」母お市の言葉を胸に、女の戦にのぞんだ彼女は、将軍家御台所の江として、戦国の世を逞しく生き抜く。

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