荻原浩

さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫)

笑い上戸で泣き上戸の営業マン・陽介の勤め先は葬儀会社だ。出産直前で入院した妻がいるがライバル社を出し抜いた葬儀があり、なかなか病院にも行けない。生まれてくる子どもの顔を葬儀の最中に思い浮かべ、笑顔が出そうになって慌てる。無事仕事を終え、病院に向かう陽介にまた厄介な案件が...(表題作)。―人生の悲喜こもごもをユーモラスに描く傑作短編集。

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