箱田忠昭
すぐに役立つ「できる人」の話し方
「もっと人と上手く話せたら良いのに」そう思ったことはありませんか?プライベートやビジネスでも対人能力やコミュニケーションの巧みさが重視される現代で、口下手なことに悩む方は少なくありません。 本書は世界中の一流企業をクライアントに持ち、プレゼンテーションやコミュニケーションのセミナーを数多く開いてきた“話術の達人”である筆者による、「できる」と思わせる話し方のコツを惜しげもなく披露した一冊です。 いつしか就職活動でも学歴や経験よりもコミュニケーション能力が重視されはじめた現代ですが、実際に就労した後でも同じことが言えます。いかに優秀な人材であっても、集団の中で上手く立ち回ることができなければ評価されにくいのが現状です。 筆者は読者に「あなたは、自分が他人からどんな風に見られているのかを正確に理解していますか?」と問いかけます。これには客観的に自分を見れているか?という意味合いと、もう1つ、他人の視点に重きをおけているか?という問いが投げかけれています。 人は「他人によく思われたい」と考えている時、他人からの視線を気にしているようでその実「自分の評価」という自分本位の考えに囚われてしまっています。筆者は、コミュニケーション能力を身につけ、他人からの評価を得るためにはまず相手に興味を持ち、相手のニーズを読み解いてしかるべき対応をとることが何よりも大切だと説きます。 「自分をよく見られたい」という自分本位の考えではなく、「相手に気持ちよくなってもらう」という相手の感情を考慮した振る舞いができなければ、コミュニケーションのスタートラインに立つことはできないということです。 コミュニケーション能力は仕事だけではなく様々な場面であなたをより幸福な方向へ導いてくれます。本書では、前述のような根本的なメンタル部分の改善から、より実践的な会話のテクニックまで網羅されており、ビジネスの場面だけではなく今後の人生をより良くするために必ずや役立つことでしょう。 筆者は序章において、「人生の大部分は“他人”によって決められる」と述べています。どんな素晴らしい能力も技能も、周囲から一定の評価を得なければあなた自身に還元されることはありません。 本書を購入すれば、一流企業で開かれるセミナーと同等のテクニックを身につけることができます。コミュニケーションマスターである筆者のノウハウを会得して、より円滑な人間関係を築き、職場で高い評価を得るビジネスパーソンに生まれ変わりましょう。