天童荒太

家族狩り (新潮ミステリー倶楽部)

東京の静かな住宅街で立て続けに起こる、陰惨な一家連続殺人。現場には裸に剥かれノコギリで体中を抉られた両親、宗教家のような姿勢で喉を掻き切った少年の姿があった。自らも家庭に修羅を抱える刑事・馬見原光毅と、第一発見者となった美術教師・巣藤浚介の人生をも巻き込んで、事件は意外な展開を見せる...。山本周五郎賞受賞の名作が、ファンの熱い期待に応え一九九五年当時のオリジナルバージョンで登場。

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