津村記久子

カソウスキの行方 (講談社文庫)

不倫バカップルのせいで、郊外の倉庫に左遷されたイリエ。28歳、独身、彼氏なし。やりきれない毎日から逃れるため、同僚の森川を好きになったと仮定してみる。でも本当は、恋愛がしたいわけじゃない。強がっているわけでもない。奇妙な「仮想好き」が迎える結末は―。芥川賞作家が贈る、恋愛“しない”小説。

最初の感想を投稿しよう。