藤沢周平

藤沢周平句集 (文春文庫)

青年期に結核治療のため入院した病院で、藤沢周平は俳句と出会う。俳誌「海坂」に二年にわたり投句を続け、俳句への強い関心は後に小説『一茶』に結実した。文庫版には業界紙記者時代、また作家として充実していた昭和五十年代前半の作と思われる百余りの句を収録。藤沢の俳句への思いに光を当てる貴重な発見である。

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