盛田隆二

ありふれた魔法 (光文社文庫)

城南銀行五反田支店の次長・秋野智之は、部下の森村茜が担当する顧客に謝罪するため、顧客の別荘がある箱根に茜とともに向かう。その帰り、ふとしたきっかけで涙を見せた茜に、智之は胸がつまるような息苦しさを覚える。次第にお互いの距離が近づいていく二人だが...。妻子ある銀行員を主人公に、リアリズムの名手が描く、心を深く打つ恋とその人生の行方...。

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