恋人の美紀の事故死を周囲に隠しながら、彼女は今でも生きていると、その幸福を語り続ける男。彼の手元には、黒いビニールに包まれた謎の瓶があった―。それは純愛か、狂気か。喪失感と行き場のない怒りに覆われた青春を、悲しみに抵抗する「虚言癖」の青年のうちに描き、圧倒的な衝撃と賞賛を集めた野間文芸新人賞受賞作。若き芥川賞・大江健三郎賞受賞作家の初期決定的代表作。

君を愛し過ぎるが故に狂ったように振る舞う主人公。それは本当に狂っているのか演技なのか。暗い曲調と歌詞が小説の雰囲気に絶妙に合っていると思う。
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その本に音楽をならそう。
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