「えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい」「「はなびら」と点字をなぞるああ、これは桜の可能性が大きい」―この世界への鋭敏で繊細なまなざしから生まれたやさしくつよい言葉たち。彗星のように短歌界にあらわれ、二〇〇九年、惜しまれながら二十六年の生涯を閉じた夭折の歌人のベスト歌集が没後十年を機に未発表原稿を加え待望の文庫化。

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かみさまだけが、寿命を知っていたのでしょう。    優しい嘘をついて、生かしていた。あなたにことばを創らせるために。世界の透明さを教えるように。   ...続きを読む
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その本に音楽をならそう。
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