うぐはら
宮沢賢治のファンならば一読して損はない。本書を読む前に、一通り賢治作品を予習しておこう。未読だと意味が分かりにくい箇所がいくつもある。
賢治の地を訪れ、少女の行方を追う青春ロードノベル。この作者の短編集『月まで三キロ』もいい本だった…どちらも深い青の装丁が素晴らしい。
鉱石オタク三井寺くんと、宮沢賢治クラスタ文緒の、秀逸なキャラ造形。中盤以降は怒涛の伏線回収。どこを取っても面白い。
2020年2月10日
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