うぐはら 小川洋子 ことり (朝日文庫) あらすじを読む 人間の言葉は話せないけれど、小鳥のさえずりを理解する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。二人は支えあってひっそりと生きていく。やがて兄は亡くなり、弟は「小鳥の小父さん」と人々に呼ばれて...。慎み深い兄弟の一生を描く、優しく切ない、著者の会心作。 大橋トリオ A BIRD 密やかに、されど一瞬たりとも手を抜かずに、小鳥の叔父さんが紡ぎ出した鳥達。 お兄さんの代わりに買いに行った、ポーポーの甘い味。 包装紙から産み出された、今にも飛び立ちそうな鳥達。 「君が残したものは 今でも僕に ずっと生きています」 ならばこの物語は、メジロ側から叔父さんに向けたひとつのラブソングだ。 視点を変えれば、狭い籠から飛び立った彼が、新たな世界を見つけ出すために踏みだした、再生の物語なのだ。 1 0 0件のコメント 送信 シェア 作家 本のタイトル 大橋トリオ A BIRD その本に音楽をならそう。 今すぐ投稿する