うぐはら 初野晴 カマラとアマラの丘 あらすじを読む いずれ迎える別離。それでも一緒にいたかった。廃墟となった遊園地、ここは秘密の動物霊園。奇妙な名前の丘にいわくつきのペットが眠る。弔いのためには、依頼者は墓守の青年と交渉し、一番大切なものを差し出さなければならない。ゴールデンレトリーバー、天才インコ、そして...。彼らの“物語”から、青年が解き明かす真実とは。人と動物のあらゆる絆を描いた、連作ミステリー。 SEKAI NO OWARI illusion 作者はデカルトの『動物機械論』に異議を唱えているようだ。 動物に魂はないと思い込み、人間の欲望のままに改造してゆく。 加工、調整された『口当たりの良い』情報は、無意識のうちに私たちの脳を侵食・汚染し、心を破壊してしまうことだろう。 現に、この現象は起こりつつあるのだ。私たちが動物たちをモノ、情報ミームとして消費せず、ひとつの命として向き合ってゆくことが、今後の課題なのかもしれない。 1 0 0件のコメント 送信 シェア 作家 本のタイトル SEKAI NO OWARI illusion その本に音楽をならそう。 今すぐ投稿する