うぐはら 真藤順丈 墓頭 あらすじを読む 1955年。頭に、双子の片割れの死体が埋まったこぶを持って生まれ、周りの人間を次々と死に追いやる宿命を背負った男―ボズ。異能の子供ばかりを集めた福祉施設「白鳥塾」に収容され育つが、そこで出会った少年少女―ヒョウゴ、シロウ、ユウジン、アンジュらによって、ボズの運命は大きく変わっていく―。70年代の香港九龍城、80年代のカンボジア内戦を経て、インド洋の孤島での大量殺戮事件にいたるまで―底なしの孤独と絶望をひきずって、戦後アジアの50年を生きた男の壮大な神話が、いま開幕する。 amazarashi ポルノ映画の看板の下で 彼は頭の中に墓を飼っていた。 比喩表現でなく、そこにある事実として。 くだらなく崇高な宗教に利用され、大切な人を無残に殺されてしまった。 理不尽な暴力に否応なしに追われる彼を不憫に思いながらも、何処かで自分に起きてもおかしくないと考えている自分がいる。 「願えば叶うよ」。 それで済めば、この世はずっと生きやすいだろうが。才能不在の自分には、分からない。 1 0 0件のコメント 送信 シェア 作家 本のタイトル amazarashi ポルノ映画の看板の下で その本に音楽をならそう。 今すぐ投稿する