武島剛志と直貴は二人きりの兄弟だった。
弟の大学進学のための金がほしくて、剛志は空き巣に入り、強盗殺人の罪を犯してしまう。
服役中の剛志から直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く。
しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる。
ある職場で疑いをかけられ、倉庫に異動させられた直貴のもとに現れた男性は、「差別はね、当然なんだよ」と静かに言うのだった――。
年月が流れ、家族を持った直貴は、ついにある決意をする。
人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。
犯罪加害者の家族を真正面から描き、映画化(主演・山田孝之)、舞台化もされ、感動を呼んだ不朽の名作。文春文庫史上最速でミリオンセラーとなり、200万部を売り上げるベストセラー。
争いも差別もない世界。
そんなのは、理想郷だ。
そう言い切ることは誰にでもできる。
この世の絶望をすべてぶつけたかのような展開に、何度も手を止めながら読み進めた。そして気付いたことがある。
この小説は自分自身への挑戦状なのだ、と。
直貴の人生は、彼しか変えられない。
ならば、私の人生は尚更のことだ。
読むときはどうか、覚悟してほしい。
自分自身と向き合わなければ、一ページたりとも進まないのだから。
涙をこらえて読み進めた先に、希望とも違うなにかが、音を立てて拓けてくるだろう。
そんなのは、理想郷だ。
そう言い切ることは誰にでもできる。
この世の絶望をすべてぶつけたかのような展開に、何度も手を止めながら読み進めた。そして気付いたことがある。
この小説は自分自身への挑戦状なのだ、と。
直貴の人生は、彼しか変えられない。
ならば、私の人生は尚更のことだ。
読むときはどうか、覚悟してほしい。
自分自身と向き合わなければ、一ページたりとも進まないのだから。
涙をこらえて読み進めた先に、希望とも違うなにかが、音を立てて拓けてくるだろう。
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4人のAV女優を巡る連作短編小説
第30回東京国際映画祭コンペティション部門ノミネート作
初小説とは思えない衝撃の一冊。言葉選びが丁寧で繊細。独特の擬音語や擬態語がまたいい。癖があるそれこそがまさに「らしさ」に繋がっている。情景がすっと目に浮かぶ表現を巧みに織り交ぜ、各エピソードとも最高でした。
そして直後のあとがきには紗倉まなさんという作家さんの生きてきた人生がぎゅっと詰まっています。是非読んで、感じてほしい。
第30回東京国際映画祭コンペティション部門ノミネート作
初小説とは思えない衝撃の一冊。言葉選びが丁寧で繊細。独特の擬音語や擬態語がまたいい。癖があるそれこそがまさに「らしさ」に繋がっている。情景がすっと目に浮かぶ表現を巧みに織り交ぜ、各エピソードとも最高でした。
そして直後のあとがきには紗倉まなさんという作家さんの生きてきた人生がぎゅっと詰まっています。是非読んで、感じてほしい。
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大切なものは目に見えない。何かに擬態したものばかり。
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映画化以前は角川文庫も春陽文庫同様全一冊だった。ほとんど女性が絡んだ事件を金田一耕助が解決する。60年代の社会派の波に合わせて鄙びた岡山から東京銀座へ。
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僕たちは笑う。カメラに向かって。将来この写真を見る自分たちに向かって。
――木漏れ日に泳ぐ魚
言葉に直せない全てを紙飛行機みたいに
あの時二人で見つめたレンズの向こうの世界へ
投げたんだ
――記念撮影
――木漏れ日に泳ぐ魚
言葉に直せない全てを紙飛行機みたいに
あの時二人で見つめたレンズの向こうの世界へ
投げたんだ
――記念撮影
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