言葉は無限で、未熟だ。
誰も使い切ることが出来ない。
黒々とした流体だからだ。
語り手と読み手は、若さゆえの脆さと毒の泥に汚染される。擬似的に無限の命を授かり、宗教的な偶像に変容する。
楽曲もそれに伴い、虚構性と詩的な意味合いが強いpollyを選ばせてもらった。越雲龍馬の歌声は男性でも、女性でもない。彼独自の音声だ。結果的に浮遊感が強まったと思う。
泥の上澄みをとらえて、無我夢中で不格好な「キャラ」を拵えた。宇宙も空も星もみな、言葉でできた虚構(まがいもの)だ。実体も質量もない。消費されない限り、半永久的に生きるものだ。
未熟であるからこそ、泥人形は光を放つ。虚構の海のなかで生きる君を、努力不足だと誰が嘲笑うのだろうか。そのような無責任な人間がいたら、私は顔を真っ赤にして怒鳴り散らすに違いない。
誰も使い切ることが出来ない。
黒々とした流体だからだ。
語り手と読み手は、若さゆえの脆さと毒の泥に汚染される。擬似的に無限の命を授かり、宗教的な偶像に変容する。
楽曲もそれに伴い、虚構性と詩的な意味合いが強いpollyを選ばせてもらった。越雲龍馬の歌声は男性でも、女性でもない。彼独自の音声だ。結果的に浮遊感が強まったと思う。
泥の上澄みをとらえて、無我夢中で不格好な「キャラ」を拵えた。宇宙も空も星もみな、言葉でできた虚構(まがいもの)だ。実体も質量もない。消費されない限り、半永久的に生きるものだ。
未熟であるからこそ、泥人形は光を放つ。虚構の海のなかで生きる君を、努力不足だと誰が嘲笑うのだろうか。そのような無責任な人間がいたら、私は顔を真っ赤にして怒鳴り散らすに違いない。
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「”永遠のさよなら”をしても(略)別の姿で 同じ微笑みで あなたはきっとまた会いに来てくれる」
老人三人が、餌をやっていた野良タヌキ、タヌ公。実は人間に化けられるタヌキだった。
主人公は、タヌキに、もう会えない大切な人に化けてくれと頼み…?
亡くなった人を想う歌も物語も数あれど
「別の姿(タヌキが化けた姿)で同じ微笑みで」会いに来てくれる物語は、そうないだろう…と。
「ありがとう」「さよなら」を届けられないはずの人に、届けられたら、素敵だなぁ。
たとえ、タヌキだとしても。
「人の心にあるあたたかな奇跡を信じたい」
珍しく「完全な悪役」がいなくて。
誰も傷つかず、だれも傷つけず、優しい物語だなぁと。
物語のラストと、最後のフレーズがかさなって、切ない。
老人三人が、餌をやっていた野良タヌキ、タヌ公。実は人間に化けられるタヌキだった。
主人公は、タヌキに、もう会えない大切な人に化けてくれと頼み…?
亡くなった人を想う歌も物語も数あれど
「別の姿(タヌキが化けた姿)で同じ微笑みで」会いに来てくれる物語は、そうないだろう…と。
「ありがとう」「さよなら」を届けられないはずの人に、届けられたら、素敵だなぁ。
たとえ、タヌキだとしても。
「人の心にあるあたたかな奇跡を信じたい」
珍しく「完全な悪役」がいなくて。
誰も傷つかず、だれも傷つけず、優しい物語だなぁと。
物語のラストと、最後のフレーズがかさなって、切ない。
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たくさんの『好き』で満たされた世界。ドラえもんを愛してやまなかった少女は大人になる。映画の脚本を書いて、小説も出した。
今日も彼女の『テキオー灯』が、名もなき誰かを照らす。カルチャーの境界も、時代を越えて。
今日も彼女の『テキオー灯』が、名もなき誰かを照らす。カルチャーの境界も、時代を越えて。
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コーヒーの飲み過ぎには注意しましょう☕️
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表題作の最後のワンフレーズが衝撃的すぎて、何も覚えていない。
簡略化すると、「平凡。平凡。平凡。平凡すぎて、努力もできない、出来そこないの君が好きです。」といった内容だ。
全編共通するのは、全身を抉られるような痛さと、心の中に隠し持っていた邪悪な膿のようなものを引きずり出すような感覚なのだ。
納得した。彼女には隠し事が通用しないのだ。
残酷なほど無邪気に、「言葉」というナイフで切り刻むことが得意な人というのが、この世界には一定数いる。
それが最果タヒという詩人なのだろう。
自己顕示欲すら、彼女はいとも簡単に小説に落とし込み、料理してしまう。
全編珍味を齧っているような、癖になる味がするのだ。
悩みぬいた人々は、いつからかその悩みそのものに名前を付けた。「アイデンティティ(同一性)」と。
簡略化すると、「平凡。平凡。平凡。平凡すぎて、努力もできない、出来そこないの君が好きです。」といった内容だ。
全編共通するのは、全身を抉られるような痛さと、心の中に隠し持っていた邪悪な膿のようなものを引きずり出すような感覚なのだ。
納得した。彼女には隠し事が通用しないのだ。
残酷なほど無邪気に、「言葉」というナイフで切り刻むことが得意な人というのが、この世界には一定数いる。
それが最果タヒという詩人なのだろう。
自己顕示欲すら、彼女はいとも簡単に小説に落とし込み、料理してしまう。
全編珍味を齧っているような、癖になる味がするのだ。
悩みぬいた人々は、いつからかその悩みそのものに名前を付けた。「アイデンティティ(同一性)」と。
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山口一郎は、パウル・クレーに強い影響を受けた。
時代を享受し、いつも最先端を歩み続けてきた。
雪崩を起こさんばかりに積み重なった本。
状況もわからず、後ろ指を指す部外者。
黙々とパソコンの画面に向かい、ペンを走らせる彼。
これはクレーの名を冠した楽曲である。
彼の中に詰まった憂いをぶつけるように、いつになくアグレッシブに歌われる。
まるで頭の中で悶々と考え続け、問いのない答えを見つけ出す途方もない作業をしているようだ。
遠い地で心を摩耗させ、作品をひとり作り続ける自分。
「それが全ての始まりです」
彼に影響を受け、新しい時代を作り上げる人間はいったい誰だろう。
旅は、これから始まったばかりなのだ。
時代を享受し、いつも最先端を歩み続けてきた。
雪崩を起こさんばかりに積み重なった本。
状況もわからず、後ろ指を指す部外者。
黙々とパソコンの画面に向かい、ペンを走らせる彼。
これはクレーの名を冠した楽曲である。
彼の中に詰まった憂いをぶつけるように、いつになくアグレッシブに歌われる。
まるで頭の中で悶々と考え続け、問いのない答えを見つけ出す途方もない作業をしているようだ。
遠い地で心を摩耗させ、作品をひとり作り続ける自分。
「それが全ての始まりです」
彼に影響を受け、新しい時代を作り上げる人間はいったい誰だろう。
旅は、これから始まったばかりなのだ。
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1962年に生きる青年と1882年に生きる乙女が、机の隠し抽斗を介して文通する。
静かな春の夜、80年の時に隔てられていても、同じようにペンを走らせている二人の姿には、ショパンの夜想曲第2番を添えたくなる。
静かな春の夜、80年の時に隔てられていても、同じようにペンを走らせている二人の姿には、ショパンの夜想曲第2番を添えたくなる。
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終末世界を舞台に描く、邂逅と救いの物語 鮮烈な印象を残す、渾身の本格SF! 航空上の脅威となる、強大な“人狗(ヒトイヌ)”の襲撃から〈共和国〉の緑化政策船団を護る生体兵器として生まれた少女・員(エン)。百年に一度、たった半年の任務のために存在している員は、ある日情報が枯れきった互聯網(ネツト)で、cyと名乗る人物に呼びかけられる。「会えて嬉しい。僕は常に一人だから」――ぎこちない会話を交わすうちに、員は彼に直接会いたいと願うようになる。だが、共和国による細菌兵器散布の脅威がcyに迫っていた。彼女は彼を救うため、二百二十一隻の船に戦いを挑む決意を固める。絶望的な戦力差を超えて、員はcyの元に辿り着くことができるのか。/解説=牧眞司
本の作者です。
執筆中は大抵音楽を聴いているのですが、「躯体上の翼」は例えばこんな曲をBGMに執筆していました。
皆さんは読書中、どんな音楽をイメージされましたか?
執筆中は大抵音楽を聴いているのですが、「躯体上の翼」は例えばこんな曲をBGMに執筆していました。
皆さんは読書中、どんな音楽をイメージされましたか?
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