鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む――『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって? 全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは……。古典名作に挑むミステリ。(講談社文庫)

とてもビックリしたミステリーです。え、どういうこと?て感じで、あちこち読み返しました。こういう曲があうと思いました(*´∀`)
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「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる。ある「奇跡」が起こるまでは―。「想うこと」で生まれる圧倒的な強さと優しさ―直木賞作家・西加奈子の渾身の「叫び」に心揺さぶられる傑作長編!

今日も世界のどこかで命が入れ替わる。まだ僕達は"ここ"にいる。だからもう「自分探し」はやめて、目の前の人を大切にしていこう。海辺のラストシーンで聴きたい曲。
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死刑廃止の国際的な趨勢に反し,死刑を存置し続ける日本.支持する声も根強い.しかし,私たちは本当に被害者の複雑な悲しみに向き合っているだろうか.また,加害者への憎悪ばかりが煽られる社会は何かを失っていないだろうか.「生」と「死」をめぐり真摯に創作を続けてきた小説家が自身の体験を交え根源から問う.

私は死刑制度に賛成だ。世の中には、人の痛みが全く分からない人間がいる。彼らのために幾ら時間を割いても無駄だ。ただ人権を理解するだけではどうにもならないのだ。それを「一方的な暴力」と呼ぶならば構わない。純粋悪は確かにあるのだから。
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大学二年の春。清水あやめには自信があった。世界を見るには感性という武器がいる。自分にはそれがある。最初の課題で描いた燃えるような桜並木も自分以上に表現できる学生はいないと思っていた。彼の作品を見るまでは(「しあわせのこみち」)。文庫書下ろし一編を含む扉の開く瞬間を描いた、五編の短編集。

すれ違って、思い上がって、痛々しくて、生傷ばかりを抱え込んで生きる。
そんな僕らだからこそ、見えるものがある。

自分には才能があると、思い込んでいたあの日。
周りから相手にされていないと、勝手にふさぎ込んでいたあの日。
他人を自分の定規で勝手に図っていたあの日。

大切にしてた夢。目を背けていた淡い感情。
どうしようもなくこじらせていて、痛々しくて、笑われてしまいそうだ。
前はほんの少し嫌味を言われただけでも心が軋んで、動けなくなっていた。

一回り大きくなった今なら、ちゃんと前を向いて歩ける。
馬鹿にされてもへいちゃらだ。

いじらしい心に、長年心待ちにしていた春が訪れる。
「ほら、少しは生まれ変われたかい」。
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27年間兄だと信じていた男は、本当の兄ではないのではないか―。全盲の男・村上和久は、兄の正体に迫るべく真相を追う。

WINOの曲の中ではけっこう重いものです。でも、主人公が盲目であるということから着想を得てあえて択んでみました。読むと感情が揺さぶられますね。
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最後に会ってから七年。ある事件がきっかけで疎遠になっていた幼馴染みの冴木。彼から「お前に会っておきたい」と唐突に連絡が入った。しかしその直後、私の部屋で一人の女が死んでいるのが発見される。疑われる私。部屋から検出される指紋。それは「指名手配中の容疑者」である。冴木のものだと告げられ―。

共に過去のトラウマを抱える友人が犯した罪。それと向き合う事は過去の自分と向き合う事であり、終わりの無い旅なのだと思います。

“命の火燃やすから もう少しだけ見ててよ”
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この曲めっちゃいいですね!!
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父親が四人いる!? 高校生の由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれ、息子が遭遇するは、事件、事件、事件──。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

はじめはThe BeatlesのOb-La-Di, Ob-La-DaのBGMが4人のお父さんとのちょっと変わったドタバタ青春劇っぽくて合うかなと思っていたのですが、やっぱり最後のシーンでは4人の父親と息子の絆を感じてあったかい空気を感じて、穏やかなBenの方が透き通っていてじんわり合うかなと思いました。血の繋がりも世間の価値観も関係ない絆を感じさせてくれる作品です。
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劇の中、彼らは絶え間なく心をさらけ出している。そんな姿にはオペラが似合うなと思う。でも、ふと静かに黙る彼らを想像するとき、この歌も同じ位よく似合うと思うのだ。
「何度も愛してるって聞くおまえは この愛なしでは生きてさえゆけないと」
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おまけ。
こんな幸福な終わり方も、
ありだと思うのです。

『残ったものは、残った人間が、
ずっと読みつづけることができますよ。
たくさんのこしてくれましたね、やっぱり。』
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あの、ひかりばあちゃんが帰ってきた!!しがない喫茶店を営む引っ込み思案の独身女性、社内クーデターによって会社を追われた元社長、倒産寸前の町工場を営む中年夫婦、ラーメン屋の経営に失敗して車上生活を送るバツイチ男―。閉塞感を抱えながら過ごす彼らが、ひょんなことから出会った謎の老女、真崎ひかり。いつもにこにこ、優しい言葉をかけてくれる彼女の不思議な人脈と優しいうそによって、気づけば人生が大きく変わってゆく。前作『ひかりの魔女』で読者のハートをわしづかみにした、ひかりばあちゃんが再び巻き起こす幸せの物語。待望の書き下ろし、シリーズ第2弾!!

前作に続くひかりおばあちゃんの活躍に加えて、おばあちゃんの“弟子”や家族の活躍が光る✨
♪一体何の意味がある つい損か得かで考えてる でも たった一人でも笑ってくれるならそれが宝物
この歌詞がピッタリだし、ヒカリノアトリエという曲名も合っていると思って選びました。
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「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまう。不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。ディストピアに迸るユーモアとアイロニー。伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれたジャンルの枠を超越する傑作!

正義は勝つのか 勝ったモノが正義か

正義とか悪とか、時代や場所によって変化する不確定なものを、さも確定事項のように捉えている現代社会に対する警鐘の意味が込められている気がします。
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「地獄への道は善意で舗装されている」のだと誰が言ったのだろうか。
彼らは幸福な死を与える救世主か。
身勝手な殺人鬼か。

人には死ぬ権利と生きる権利がある。
一般的にはQ.O.Lと呼ばれる。

命を差し出した人のなかには、
まだ「生きていたい」と望んだ人もいたのだ。

甘言を吹き込み、身勝手に剥奪するのは許されない。家族や患者の優しさを踏みにじり、悪意を注ぎ込む悪魔に餌を与えるな。
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九州制覇、文禄・慶長の役と、後半生を常に戦場で過ごしてきた薩摩の太守・島津義弘は、政局を読み取り、敵の作戦を察知する才に長け、大胆な攻撃で敵を打ち破る戦略家として、内外に恐れられた。小心者の徳川家康、官僚主義者の石田三成、保身に走る兄・義久という思いきった人物設定で、戦国武将の内面に鋭く迫り、現代の指導者たちにも熱い共感を呼んだ大作。柴田錬三郎賞受賞。

鬼島津と呼ばれた島津義弘。関ヶ原での「島津の退き口」は有名ですが、この小説では彼の人間としての弱さや葛藤も描かれます。

「丸腰の命を今、野放しに突っ走ろうぜ」という歌詞など、非常によい組み合わせだと思ってます。自信あり。
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常識の先を歩く“発想力”と“実行力”で芸人の枠を超え、天才クリエイター・絵本作家としても大活躍の著者。 仕事の広げ方とは? 型破りな実例をもとにしたビジネスのヒントが満載!

自分の大切な人を守るためには、自由を得るにはどれだけ周りに叩かれようと
自分が強くなるしかない。一度きりの人生、やりたいことをやってワクワクするような毎日を過ごしたいよね、という本書のメッセージにぴったりだったのでこの曲を選びました!!
"叶えたいことと叶わなそうなことが重なって見えるけど
人生が二度あるならこんな険しい道は選ばないだろ
でもこの一回たった一回しかチャンスがないのなら
何もかも諦めて行くつもりはない
後ろに明日はない 力を宿せ WAR"
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みんな居場所がない。スマホによって大衆は分断され、その結果、モノの売り方が根本から変わった。同じ価値観でつながるコミュニティを作れるかが、いまビジネスでも成否を分けている。『君たちはどう生きるか』『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を仕掛けたメガヒット編集者がたどり着いた、インターネット時代の「孤独」とその「処方箋」。Apple、シャオミー、楽天、ほぼ日。使われ続ける企業にはコミュニティが必ずある。

この曲はテンポが速くて、早口だ。この速さは、光本氏の実験スピードの様に感じる。

そして、実験に大成功した時の喜びは、身体中からこみ上げてくるのではないだろうか。
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小説は、好きですか?今、この文章を読んでいるあなたのおかげで、生み出された物語があるのだと、あなたに知ってほしい。

人気が出ない小説家の高校生が、人気作家の美人転校生と合作する話です。主人公がひねくれてて面白かったです(*´ω`*)
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IQで描く、アーバンな世界にバッチリ!脳内再生余裕
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11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎...。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。

「夢見てるから儚くて 探すから見つからなくて」
突然、放り込まれた階段島。
そこにいる人々は島に来るまでの記憶がなくて、「なくしたものを探さないと出られない」という島。
悲観主義の主人公や舞台と重なる。

ネタバレになるけれど、サビとラストがしっくり!
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掌めっちゃ好きな曲なので本が気になります!
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血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

この小説に登場します。結婚式で使用される曲ですが、出会えることが幸せなのが、恋人や夫婦だけでないという言葉がまさしく小説全体に言えることだと感じました。
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「黒いインクで冴えた光を 白い余白にたたずむ闇を」
誰に無駄だと言われようが、たとえ世界を狭くする行為だろうが、書いて、書いて、書いていくだけだ。
こんなご時世だからこそ、書いてる場合ですよ。
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