『生』を描いた芯のある家族小説
第52回野間文芸新人賞候補作
妻に先立たれた70歳男性の孤独と性欲を描いた「春、死なん」
恋する母とそれに違和感を覚える娘の関係を描く「ははばなれ」
の二篇
よっぽど普段から人を洞察していないと書けない文章。静かで繊細な文体、豊富な語彙で彩られた情景描写、斬新な視点と、時折差し込まれる背筋が伸びるような鋭い表現。そしてやがて混じり合っていく感覚がまるで洞窟から光が射したような。
春になったらペペロンチーノを食べたくなる。
著者の優しさを感じる優しい作品。
「タイトルの『春、死なん』の元になった、西行の歌に込められた『自分の願う時に、人生を終えられたなら幸せだろうに』という思いは、妻を喪った富雄の思いであり、私の願いでもあるんです」by 紗倉まな
第52回野間文芸新人賞候補作
妻に先立たれた70歳男性の孤独と性欲を描いた「春、死なん」
恋する母とそれに違和感を覚える娘の関係を描く「ははばなれ」
の二篇
よっぽど普段から人を洞察していないと書けない文章。静かで繊細な文体、豊富な語彙で彩られた情景描写、斬新な視点と、時折差し込まれる背筋が伸びるような鋭い表現。そしてやがて混じり合っていく感覚がまるで洞窟から光が射したような。
春になったらペペロンチーノを食べたくなる。
著者の優しさを感じる優しい作品。
「タイトルの『春、死なん』の元になった、西行の歌に込められた『自分の願う時に、人生を終えられたなら幸せだろうに』という思いは、妻を喪った富雄の思いであり、私の願いでもあるんです」by 紗倉まな
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新即物主義、真実主義に数えられるオットー・ディクスにも触れられている本書。
写真が写し取れない人の内面を残そうとした彼が辿り着いた技法は、後期ゴシック・ドイツルネサンスへの古典回帰をキーとした。
写真が写し取れない人の内面を残そうとした彼が辿り着いた技法は、後期ゴシック・ドイツルネサンスへの古典回帰をキーとした。
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僕たちは笑う。カメラに向かって。将来この写真を見る自分たちに向かって。
――木漏れ日に泳ぐ魚
言葉に直せない全てを紙飛行機みたいに
あの時二人で見つめたレンズの向こうの世界へ
投げたんだ
――記念撮影
――木漏れ日に泳ぐ魚
言葉に直せない全てを紙飛行機みたいに
あの時二人で見つめたレンズの向こうの世界へ
投げたんだ
――記念撮影
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『私は誰のものにもならない。国家ですら私ではない。肉体は滅びても、私の魂だけはわたしのもの。誰にも束縛されず、誰にも干渉されない。私の魂にはなんの肩書きもない。先祖も、王位も、教会も、父も母も、男と女すらもその色を付けることはできない。私の魂だけは』
ケイト・ブッシュのライオンハート・the cabsの地図と迷ったが、一番本に合う曲として了承いただけると嬉しい。
幾度も時を越えながら、運命に翻弄されたエリザベトとエドワードに捧ぐ。
※読了後は原田マハさんの絵画ミステリ・伝記シリーズ、ロバート・F・ヤングのたんぽぽ娘を読んでみることをおすすめする。
ケイト・ブッシュのライオンハート・the cabsの地図と迷ったが、一番本に合う曲として了承いただけると嬉しい。
幾度も時を越えながら、運命に翻弄されたエリザベトとエドワードに捧ぐ。
※読了後は原田マハさんの絵画ミステリ・伝記シリーズ、ロバート・F・ヤングのたんぽぽ娘を読んでみることをおすすめする。
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動物は今しか考えない。
その言葉が本当ならば、現代の人類は、動物に先祖返りしているのか。伊坂幸太郎は予言をしていたのかもしれない。愚かな議論を行い、当事者以外の者まで巻き込み、炎上を促すこの風潮も、人の心にズケズケと踏み込み、嘆き悲しみをセンセーショナルな原稿にして、正義面をしているどこぞのマスコミ報道も。
ヒトがヒトである所以。
ヒトをゴミ同様に扱う人間は、
最早人間とは言えない。
アニメなどで誇張されたキャラではなく、本来の意味でのサイコパスと言えるだろう。
ただの計算高く、腹黒い人間とは違う。彼らは金に目が眩んだ凡人だ。自分の利益のことしか考えない卑しい小物に過ぎない。
法の編目をかいくぐった悪人たちを裁きたかった。物語としてならば、いかなる犯罪も、制裁も許される。
千葉の能力をもってすれば、犯人を懲らしめることなど容易かっただろう。そうはいかなかったのがこの物語の醍醐味であり、読者への問いかけとなっている。
さて、選曲に戻ろう。
今回はジャズミュージシャン、B.J.トーマスの名曲『雨にぬれても』を選ばせてもらった。映画『明日に向かって撃て』の主題歌でもある。
姿を見せる時には、いつも雨が降り出す千葉の姿と、心に傷を負いながらも、前に踏み出そうとする山野辺夫婦をイメージしてみた。
その言葉が本当ならば、現代の人類は、動物に先祖返りしているのか。伊坂幸太郎は予言をしていたのかもしれない。愚かな議論を行い、当事者以外の者まで巻き込み、炎上を促すこの風潮も、人の心にズケズケと踏み込み、嘆き悲しみをセンセーショナルな原稿にして、正義面をしているどこぞのマスコミ報道も。
ヒトがヒトである所以。
ヒトをゴミ同様に扱う人間は、
最早人間とは言えない。
アニメなどで誇張されたキャラではなく、本来の意味でのサイコパスと言えるだろう。
ただの計算高く、腹黒い人間とは違う。彼らは金に目が眩んだ凡人だ。自分の利益のことしか考えない卑しい小物に過ぎない。
法の編目をかいくぐった悪人たちを裁きたかった。物語としてならば、いかなる犯罪も、制裁も許される。
千葉の能力をもってすれば、犯人を懲らしめることなど容易かっただろう。そうはいかなかったのがこの物語の醍醐味であり、読者への問いかけとなっている。
さて、選曲に戻ろう。
今回はジャズミュージシャン、B.J.トーマスの名曲『雨にぬれても』を選ばせてもらった。映画『明日に向かって撃て』の主題歌でもある。
姿を見せる時には、いつも雨が降り出す千葉の姿と、心に傷を負いながらも、前に踏み出そうとする山野辺夫婦をイメージしてみた。
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面白い漫画です。上下巻。主役はまさかのだれでも知ってるけど、なにしたのかはよく知らないあの人。この曲がいいと思いました(о´∀`о)
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『僕を守る宝石がなくなったって 守り続けたいものがある』
変わり果てた姿に成り果てても、彼の魂は変わらなかった。炎に炙られてもなお、融けずに残っていた鉛の心臓。崇高な者である証。
二人の物言わぬ勇者のために、
今一度、最大の賛辞の言葉をかけたい。
変わり果てた姿に成り果てても、彼の魂は変わらなかった。炎に炙られてもなお、融けずに残っていた鉛の心臓。崇高な者である証。
二人の物言わぬ勇者のために、
今一度、最大の賛辞の言葉をかけたい。
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「間抜けな神様が僕らを つがいで飼おうとして
狭い鳥かごに入れたなら今頃 絵にかいたような幸せが
訪れていたのかなぁ?」
と、一番好きな2番のサビが、一番すきな短編「婚前」のその後に通じる。
完璧にクリーンに見えた婚約者の、これまでに見たことがない顔を見て…
育児ノイローゼ、セックスレス…。
子どもという第三者が入らなけば、
比較しなければ、外の世界を知らなければ
→つがいだけ狭い鳥かごに入れたらなら
結婚後も「幸せ」と思えたのだろうか。
話し合ったって何一つ分かり合えないけど
終わりにするって答えだけは同じ♪
遅かれ早かれ、いつかは終わるだろう…という印象が共通していたので、この歌を。
狭い鳥かごに入れたなら今頃 絵にかいたような幸せが
訪れていたのかなぁ?」
と、一番好きな2番のサビが、一番すきな短編「婚前」のその後に通じる。
完璧にクリーンに見えた婚約者の、これまでに見たことがない顔を見て…
育児ノイローゼ、セックスレス…。
子どもという第三者が入らなけば、
比較しなければ、外の世界を知らなければ
→つがいだけ狭い鳥かごに入れたらなら
結婚後も「幸せ」と思えたのだろうか。
話し合ったって何一つ分かり合えないけど
終わりにするって答えだけは同じ♪
遅かれ早かれ、いつかは終わるだろう…という印象が共通していたので、この歌を。
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残酷なものを求めてしまう二人のミステリーです。犬て話が面白かったです。このバンドがいいと思いました(^○^)
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あなたの代わりに私が憎いあいつを•••妻の妹と浮気した夫が味わう恐怖。
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