珊瑚礁のまわりで群れをなす魚のように、導きあう男たちが夜の底をクルーズする――。ゲイであること、思考すること、生きること。修士論文のデッドラインが迫るなか、動物になることと女性になることの線上で悩み、哲学と格闘しつつ日々を送る「僕」。気鋭の哲学者による魂を揺さぶるデビュー小説。

ずらされた禁じられた恋。今の性の近況に置かれている立場。だから何なんだという主人公の叫びと歌詞のはっきりカタをつけてよ、とが交錯する。芥川賞候補作。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

ホームレスの視点から見る世界。当然だが一人一人に人生があり、そうなってしまった理由があるのだ。上野へは美術館のために行くことが多いが、光を放つ美術品の陰にあるそのような世界に意識を向けようともしていなかったことに気づかされる。天皇制もまた光に照らされ、その陰に目を向けられていない制度の一つなのだろう。主人公は天皇に対し畏敬の念を示すことしかできず自身の不幸な境遇への憎しみを何に対してもぶつけられない。それ故世界から押し出され切ってしまったのだ。猫エミールが待つ愛嬌は終始仄暗い物語の中で唯一の救いだった。
不思議な透明感と浮遊感のある文体に、下降していく人生の海に飲まれる主人公を表現した一曲。
0
0件のコメント

平均以下の成績。有名私立中学退学。熱中したのはテニスだけ。教師を悩ませ、手をわずらわせ続けた子供。だが、その少年は日本を代表する実業家になった。少年は両親からどのような教育を受けてきたのか?前を向き続ける、くじけない心はいかに育まれたのか?そして、いま何を考え、どのように動いているのか?本人、両親、そして関係者への取材を経て、初めて綴られる実像。

夢街で逢う彼彼女の物語。両作品の雰囲気は違えど紡がれている独特さや不思議な感覚は共通している。名曲に相応しい作品でした。
0
0件のコメント

糸井重里が感動した「西條剛央さんの、すんごいアイディア」。支援活動のプロでない著者が画期的な支援の仕組みをどう立ち上げたのか?日本最大級のボランティアプロジェクトをつくった著者が明かす、有事に有効な支援の仕組み。1000人超の組織を給料を一切払わず事務所も持たずに、どう運営するのか?

「ネットで意見交換は難しい」という定説を覆す!
「何でもいいから意見ください、と言わない」「多数決や投票をしない」「反省会をしない」といった秘策で、ボランティアの士気を最大限に活かす。そして小魚の群れのように、チームの力を高めていく。まさに「みんな声掛け合ってあがる作戦」!!
0
0件のコメント

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが...。不朽の名作ついに登場。

子供から大人になる微妙な年齢の主人公の不満や葛藤が、ジュディマリのYUKIちゃんのハイトーンで切ない歌声にピッタリ。
夢も壊れそうだけど、現実も壊れてしまいそうだと震える夜。どこに向かえばいいのかわからない思春期特有のあの気持ち。
ジュディマリを知らない世代の人にもこの曲は聴いてほしいし、大人でも楽しめる児童小説なので知らない人はチェックしてみてね。
0
0件のコメント

あらゆる悩みが筋トレで解決します。筋トレ系自己啓発書登場!仕事もプライベートもダメで八方塞がり。死にてえって思ったら3ヶ月だけ筋トレしてみてくれ!超人気ツイッターアカウントついに書籍化!マッチョ社長が編み出した力尽くの人生術。

無条件にテンションが上がり、メンタルが強くなったように感じるため、この組み合わせにしました!
0
0件のコメント

親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から間接的に主人公が描かれる前半と、後半の主人公の告白体との対照が効果的で、“我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した後期三部作の終局をなす秀作である。

なんで国語の教科書に載ってるんでしょうね、漱石。私、実はあんまり好きではないのだけど、でも『こころ』はいいな、と思ってます。
0
0件のコメント
戦後のシカゴ、主人公の少年は黒人でも入れる図書館で自分と同じ名前の詩人を見つけます。ラングストン・ヒューズです。(*´∀`)
0
0件のコメント

「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々のなかで三束さんにであった―。究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。

この作品は、恋愛小説であるのですがどこか人間臭さもあり、ただ一言で恋愛小説ですとは言い切れない作品です。
何よりも川上未映子さんが書く、文章や言葉が本当に美しく綺麗です。
この作品にBGMを合わせるとしたら、迷うことなく、このショパンの''子守唄''。
この子守唄は、作品の中で出てくるのですが、
まさにひとりきりの真夜中を過ごす人たちを、優しく包み込んでくれるような、そんな音色です。
0
0件のコメント

今回の舞台は、中学校。時間割に見立てた7編の短編で、鮮やかに現代人の苦悩、笑い、絆、友情、想いを描写。現役中学生の目を通して「生きる」ことについて大いに考えさせられます。笑って笑って、ホロッと泣かせる、胸に迫る青春群像小説です。

生徒も先生も、男子も女子も、運動部も文化部も、イケててもダサくても、実は誰でもロンリー。
0
0件のコメント

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく―。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。

静かな森の風景を想起させられます。
0
0件のコメント

西方の辺境の村にて「アトランティス王国滅亡の原因はこの世の外にある」と知らされた哲学者プラトンは、いまだ一度も感じたことのなかった不思議な緊張と不安を覚えた...プラトン、悉達多、ナザレのイエス、そして阿修羅王は、世界が創世から滅亡へと向かう、万物の流転と悠久の時の流れの中でいかなる役割を果たしたのか?―壮大な時空間を舞台に、この宇宙を統べる「神」を追い求めた日本SFの金字塔。

歌詞の意味はともかく、I’’m not in loveの幻想的な曲は、宇宙を超えた壮大な物語に合う。中学生のとき、この曲を聴きながら、何度も萩尾望都の漫画版を読み、すっかり中2病になりました……。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

落胆したりがっかりしてはいけません。女性ほどしたたかで怖いものなのです。
0
0件のコメント
1962年に生きる青年と1882年に生きる乙女が、机の隠し抽斗を介して文通する。
静かな春の夜、80年の時に隔てられていても、同じようにペンを走らせている二人の姿には、ショパンの夜想曲第2番を添えたくなる。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

ワケノワカラナイモノヲ恐怖スル脳ト/知覚サレタ心臓ノ拍動
ーーー失神
0
0件のコメント

夫や両親、友人との関係を次々に断っていく美君。幼い娘が残り...。日本の孤独死事件をモチーフに台湾文学界の異才が描く「現代の肖像」。

この作品を読んでいて、トレント・レズナーの歌声が頭の中で、ずっとリフレインしていた。特に、ジョニーキャッシュのカバー曲"Hurt"が一番ピッタリと作品のヒリヒリする感覚に合う。ぜひ一緒に聴いてみてください。絶対に合うと思います!
0
0件のコメント

恋人の美紀の事故死を周囲に隠しながら、彼女は今でも生きていると、その幸福を語り続ける男。彼の手元には、黒いビニールに包まれた謎の瓶があった―。それは純愛か、狂気か。喪失感と行き場のない怒りに覆われた青春を、悲しみに抵抗する「虚言癖」の青年のうちに描き、圧倒的な衝撃と賞賛を集めた野間文芸新人賞受賞作。若き芥川賞・大江健三郎賞受賞作家の初期決定的代表作。

欠落感を埋めたい人間に、「暗黙のルール」は通用しない。
0
0件のコメント

あらすじは秘密、ヒントを少し。 双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。

"Anytime you need 君のそばにいるよ たとえこの手が離れても"
フーガとユーガはお互いを必要としあっている。
そんな関係を表現している曲だなと思い選曲した。
0
0件のコメント

19世紀末、パリ。浮世絵を引っさげて世界に挑んだ画商の林忠正と助手の重吉。日本に憧れ、自分だけの表現を追い求めるゴッホと、孤高の画家たる兄を支えたテオ。四人の魂が共鳴したとき、あの傑作が生まれ落ちた―。原田マハが、ゴッホとともに闘い抜いた新境地、アート小説の最高峰。ここに誕生!

フィンセントとテオの2人の脆くて、強い思いは
セーヌ川を流れていく。笹舟のように頼りないけど沈まない祈りが、今、ゴッホの絵を私たちに見せてくれているのだと感じる。
0
0件のコメント

自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれた少年。彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。

痛みを感じるもの同士が寄り添いあって生きる姿は苦しくも神聖だ。愛情を捧げるパートナーを愛玩動物か人形としか思わない人間もいるのもまた事実で、だからこそ苦しい。

君にも響いてくるだろう。全身に傷を受けた者しか出せない絶唱が。君にも見えるだろう。心に傷を負った者を癒す人の姿が。
0
0件のコメント