小学校を卒業して28年。花山町商店街でコンビニ店長をつとめるハチベエ、母校の中学の社会科の先生になった独身のハカセ、就職した会社が倒産して職探し中のモーちゃん。いまいちパッとしない不惑の三人に、あの怪盗Xが再び挑戦してきた。三人は挑戦を受けるのか...?

「空き地の隅に組み立てた 秘密の基地へ走って行く」
「何か大きなことをしでかしたくてウズウズしている」
こんなコドモノセカイがふさわしいのは、ズッコケ三人組だ!

ほかにも少年めいた物語はたくさんあるけれど、
「心の隅に隠してる重い荷物は消せないから」
楽しいばかりじゃない、こどもをこども扱いせず、闇もきちんと描いている那須先生の物語に、この歌をあてはめたかった!

どの話にも似合うけど、「あの頃のように笑えない日が」来てしまった三人組。
それでも三人組が集まると、大きなことをしでかしたくて、秘密基地で何か企んでいそうな雰囲気があり...
大人になっても、心が秘密基地に向かってしまう、中年組第一弾にしてみた。

「あいつは口が軽いから」はハチベエだよね笑
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突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。二人のカリスマの間で蠢く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者の最長にして最高傑作。

世界中の札束がシュレッダーにかけられる日...意外と来るかもしれない。
でも、その時はその時で別の何かを信じて、追い求めるようになる。きっとラスボスはいない。
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『女子をこじらせて』から5年。対談集『だって、女子だもん!!』から4年。 『女子をこじらせて』の雨宮ま...

「End of the day 少しも前に進んでない」も
帯の「泣きそうなほど努力してるのに、なんにもうまくいかないんですけど!?」が重なった。
「もっともっと輝ける日は来る きっと来る」で、桜井さん独特の、上手な「きっと」の使い方。
「絶対」って変に言い切らないところが、雨宮さんと重なった。
「今日もマイナスからのスタートを切る」で、お悩み相談に来る自己肯定感低めな頑張りやさんみたい。

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不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、不景気に苦しむ日本に舞い戻り、強烈な妨害や反発を受けながらも、次々と企業買収の成果を上げていった。

【主題歌から本へ】SINGLES...お一人様より孤独な、お一人様「たち」。

SINGLEじゃなくて、SINGLE「S」
別れてお一人様になったのに、お二人様の残像が消えない歌で、
タイトルと絡めて、衝撃をうけた歌。

で、なんでバリバリ企業買収するドラマとタイアップされたんだ?と原作小説をよむ。
アル中の配偶者を支える夫婦、あぁずっとお一人様たちで来たツケなんだなとか。
別れたパートナー、同僚、かつての切ない思い出...見方によっては、至るところで、「お一人様」たちが見受けられる。

コテコテにセンチメンタルなラブソングとタイアップすると、
ガツガツした経済小説も、少し情緒的に楽しめそう。笑
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消耗しがちな都会暮らしを応援する365の極私的考察、もしくは女子的ライフハック。

「もういいやもういいや疲れはてちまった」ときに、聴きたくなるし、読みたくなる本。

「辛いけどもう少し頑張ろう」というやわらかい歌と、
はあちゅうの「これまで合コンに費やした時間を時給換算なう」「そもそも合コンに来る男が嫌い」と、バッサリした表現と全然ちがう雰囲気!

でも疲れているときには、この「バッサリ」が心地よくて、日常のイライラモヤモヤを言語化するのがうまいんだと思う。

「親友との約束もキャンセルして部屋でナイターを見よう」
「二羽のインコを飼う」と、妙に日常生活のリアリティーがある歌。
どちらも日常のあるある、をうまく言葉にしているなーと。

(合コンに「最近じゃグラマーな娘に滅法弱い 男ってこんなもんさ」って男がきたら、私は時給どころか人生の残り時間を換算するだろう。)

はーきょうも頑張って生きた!
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昔から「失敗は成功のもと」と言いますが、成功へと導くやり方は誰も教えてくれませんでした。しかし、この「レジリエンス」を身につけると、失敗から立ち直り、学びを得て、新しいチャレンジや困難を乗り越えていく強力な力を得ることができます。私たちは、苦手なこと、難しいこと、失敗しそうなことに対して「無理!」と言いがち。そこにリスクばかりが見えたり、失敗することへの嫌悪感や羞恥心があるからです。「レジリエンス」は、失敗を成長の糧にして成功へと導く力。失敗することへの恐怖心や苦手意識を消し、一歩前に踏み出す力のこと。近年、欧米の大学を中心に研究がなされており、逆境や困難に対してのたくましさとして、各方面から注目を集めている。本書は、その「レジリエンス」について解説、さらに「レジリエンス」を身につけるための7つの技術を紹介する一冊。

「レジリエンス」とは、ストレスを受けてもまた回復する・立ち上がる力のこと。

特に響いたのは、「どん底から再起するストーリーを思い浮かべる」ところ!
2番のサビが浮かんだ!

♪「できないことはない」
「どこへだってゆける」
「つまずいてもまた立ち上がれる」
いわゆるそんな希望を 勘違いを 嘘を
IDカードに記していこう♪

もちろん、夢物語だろう、都合よくいかないだろう…と疑いたくもなるけど。
「再起ストーリー」をリアルに思い浮かべるほど、力が湧きそう。

日常の中のfantasyへと♪
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生真面目な千代田区が思い出すビートルズが皇居を歩いた日のこと、洒落者の港区が語る魅力的な若者たち、文学を愛する杉並区が明かすある女性との出会い...23区23様のドラマチックなストーリーが踊りだす。今すぐ東京を歩きたくなる、ユーモアと機知に溢れた傑作小説集。

東京23区を擬人化して、街の雰囲気や「思い出」を語らせる小説。

「東京は後戻りしない」
「思い出がいっぱい詰まった景色だって また破壊されるから」
と、とても変化が激しい街を表しているし、
擬人化された語り手が、まさに
「それでも匂いと共に記憶してる
遺伝子に刻み込まれてく」感じ。
この胸に大切な場所がある、はず。
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この世に、くだらないものなんて、ない。 僕がミドリムシと歩んできたこの10年のストーリーで伝えたいことは、このことだけなんです――。 2012年12月に東証マザーズ上場を果たす、東大発のバイオベンチャー、ユーグレナ。 その創業者である出雲充氏が、起業までの7年間と、起業してからの7年間を、初めて語る! ■ミドリムシに秘められた可能性 ――世界初の快挙「ミドリムシの屋外大量培養」は、なぜ夢の技術なのか? 「ミドリムシ(学名ユーグレナ)」。 この動物と植物の両方の特徴を併せ持つ「ハイブリッド」ともいうべきこの微生物は、 なんと59種類もの栄養素を生み出し、 光合成により二酸化炭素を吸収し、 しかも「バイオ燃料」を取り出すこともできます。 つまり、「食糧・栄養問題」「地球温暖化問題」そして「エネルギー問題」という世界を悩ませる大問題を一気に解決する生物なのだ。 そんなミドリムシの大量培養を世界で初めて確立したのが、 東大発のバイオベンチャー、ユーグレナなんです。 ■初めて語られる起業ストーリー ――全世界注目の起業家が乗り越えてきた試練とは? 2012年、出雲氏は、世界経済フォーラム(ダボス会議)で「ヤンググローバルリーダーズ」、 ジャパンベンチャーアワード「経済産業大臣賞」を受賞するなど、 全世界から注目を集める起業家のひとり。 バングラデシュで栄養問題に出会ってしまうところから始まる本書では、 ミドリムシ、そして頼れる仲間との出会い、 迷いのなか起業に踏み切ったこと、 テクノロジーを継承しブレイクスルーしたこと、 次から次へと現れる巨大な試練にどうやって立ち向かったか......など、 今まで語られることのなかった起業ストーリーが明らかにされます。 ■だから、くだらないものなんて、ない。 ――いま目の前にある小さな可能性に目を向けよう! ミドリムシという小さな生物の可能性を何とか引き出して、世界中に伝えよう――。 10年にわたって向き合ってきた出雲氏であればこその、、 「いま自分が取り組んでいる小さな仕事に、世界を変える大きな意味がある」 というメッセージに、心震えます。 ミドリムシから取り出したジェット燃料で、飛行機が飛ぶ日がもうすぐやってくるかもしれません。

世界を救うために、ミドリムシ大量培養を行った起業家。
「フラスコの中飛び込んで どんな化学変化を起こすか
もう一度ゆすってみよう」
と、なんだか培養している雰囲気のフレーズが似合った(笑

「『甘い夢』だと誰かがほざいてたって
虎視眈眈と準備をしてきた僕だから」と、
諦めない姿勢もかっこよかったー!
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短編小説の名手8人が描く「惑う時」。大崎梢/加納朋子/今野敏/永嶋恵美/法月綸太郎/松尾由美/光原百合/矢崎存美

矢崎存美『最後の望み』という短編集にかけた歌。
>どんな場面でも 僕の絵には
必ず君が描かれていて

もっともっと、大切な我が子のことを覚えておくんだ...という気持ち。
またその娘さんもちょうど絵を描くし...。

一方でどれだけ描いても色褪せてしまうこともわかっているから、物悲しい歌なんだが。
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Twitterフォロワー数21万超!(2022年2月時点) 可愛すぎる憎めない嘘でほっこり。

♪口がすべって君を怒らせた
でも間違ってないから謝りたくなかった♪
さて、怒らせたのは誰だろう?
「ぬんぬーんイェーイ!?」と公園でシャウトして、うさぎを怒らせたぬんちゃん?
「うるさい!」「迷惑」とボロクソに言ったうさぎちゃん?

「僕らは許し合う力も持って産まれてるよ」
と、最後は仲直り!ぬん!
それがカワウソと、ウサギのいいところ笑
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

積み上げてまた叩き壊してー♪
今僕の立っている居場所をー♪
憎みながら、呪いながら、嫌いながら...愛していく

破壊と創造の歌!

彼らの歌への思い入れ、
エピソードを読んで
今いる場所にとどまりたくないと
最上のものを作ろうと伝わる一冊
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この世界には、人間の世界とは別に、もう1つの世界がある。バケモノの世界だ。ある日、ひとりぼっちの少年がバケモノ界“渋天街”に迷い込み、バケモノ・熊徹の弟子となって、九太という名前を授けられる。奇妙な師弟関係の2人はことあるごとにぶつかり合う。だが、修行と冒険の日々を重ねるうち、次第に絆が芽生え、ともに成長する。まるで本当の親子のように―。細田守監督が書き下ろす原作小説!

子ども向けと侮るなかれ、「スタオバにふさわしい、自我の破壊と再生」がしっかり描かれた面白い本!

母が亡くなり、親戚に引き取られそうになった少年。
しかしその環境が息苦しくて、街を歩いていたら、バケモノの世界に迷い込み、熊徹というバケモノの弟子になることに。

1番の歌詞は、熊徹のことだろうな。
「師匠と弟子」に限らないけれど、「育てる」はずが、自分が「育てられる」というか。
「ひとりで強くなった」熊徹はまさに「肥大したモンスター」にみえた。

肥大したモンスターは、熊徹以外のバケモノでもあり、主人公でもあり…みんなの肥大した自我に銃弾を打つイメージで読み進めていくと、面白い。

ラストシーンは2番の歌詞のイメージどおり!
ミスチルは2番に大事なことをもってくるというからな。
スタオバが好きなら読んで損はしない1冊。
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27年間兄だと信じていた男は、本当の兄ではないのではないか―。全盲の男・村上和久は、兄の正体に迫るべく真相を追う。

中国人残留孤児の兄が、実はなりすましでないか?と疑う主人公。

大切にしてたものが
ある日急にニセモンだと明かされても...!?

「この手が掴んだものはー」
それぞれのラストを重ねてみてほしい。
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佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて...。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。

【主題歌から本へ】
Mr.Childrenの主題歌がつかわれた映画...の原作小説を。

読み終えたあと、
「進もう君のいない道の上へ」という最後のフレーズが、きちんと似合う(?)小説だなぁと。
やわらかい文章だけど、大人になっても響くところがあり...
でも、多感な時期によみたかったな。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

Ah 僕が戦場に行っているその間
君はもう違う誰かの腕の中
そして僕は一人♪

「わたし、定時で帰ります。」という主人公を阻害する、残業マンたち。
みんな自己承認欲求と結びついて自分をすり減らす中、さくっと定時で帰る主人公はとてもかっこいい!!

ワーカーホリックの元婚約者には過労で両家顔合わせをすっぽかされ、「私と仕事、どっちが大事なの!?」と婚約を破棄。
今の婚約者とは、ワークライフバランスを大事にしようという価値観も一致し‥‥

これを読み終えたら、このフレーズが響くはず笑
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1980年代の早稲田大学を舞台に、気鋭の新星が描く、スーパー・マイナーな技術「速記」に懸けた青春。美女に釣られて、速記研究会。

リフレインの声を酔いしれて聞いてる
古い80'sのラブソング♪
から始まる歌い出しと、
主人公が、ふと見つけたカセットテープを再生し、
80年代の学生時代が蘇り…

「違うよ少しだけ 何も怖くなかったあの日々が恋しいだけ」

ラストの、人の恋愛話ってどうでもいいよねって突っ込みがすき。笑
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東京湾に浮かぶゴミの島で生まれた鉄夫は、ゴミの山から集めた品々を物々交換することによって生き抜いていた。島の住人の多くは、助け合いながら平穏に暮らしていたが、犬井という男が住み着いたことから、事態は一変する。近未来の東京を舞台に、現代の過当な競争や格差社会の歪みを照らし出した問題作。

ゴミ山で自給自足の生活を送る少年たちという近未来もの×資本主義批判の歌。
搾取する大人から逃げたり戦ったりしつつ、どこにいっても資本主義にのっとり心ほっぽった大人が次々と出てくる。

どこにいっても資本主義からはのがれられない!
という本作とこの歌がぴったり。

幸せしめす道しるべもない
何が幸せか(特に誰かにとっての幸せか)なんてなかなかわからない、

いつの日にかその手で奪いとれ♪
希望がもてる話なので、ラストが力強いこの歌はやっぱりあうかなぁと。

私が大好き、そしてとてもニッチな組み合わせ。
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組織で働くのが無理なら起業しよう。「しょぼい起業」は不況に強く、つぶれにくい。「店を開くには大金がかかる」は大ウソ。準備資金がゼロでも大丈夫。現金だけが儲けではない...「計画」も「お金」も、「経験」も不要。多少のコツさえつかめば、わりとふつうにできる、逃げても生きてくための、生存戦略。

捨てる神あらば拾う神あり
その両方と手を繋いだら♪

自分の生活で、今「ある」ものを見つけて、したたかに&しなやかに収入を増やしていく「しょぼい起業」。
支出も抑えて、人に譲ってもらえるものも活用して…まさに、捨てる神あらば拾う神あり♪

志と理念ばっか大きな顔して
猫背気味の現実とバランス悪いみたいなんだ♪
…って感じの起業はリスキーw

しょぼく、一歩を踏み出しましょう。
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無惨を討つため無限城に突入した鬼殺隊。上弦の弐・童磨と激闘を繰り広げるしのぶは、毒が効かない童磨に対し苦戦を強いられる。果たして姉の仇を討つことができるのか…!? 一方で、善逸の前にも鬼が立ちはだかり――!?

『弱者に語る筋合いはない』
『おれはひとりの修羅なのだ』
『強者たらねばならぬのだ』
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カナヲと伊之助 対 上弦の弐・童磨の戦いは極限へ──!! 身内を殺した鬼を前にして怒りに震える二人だが、強力な血鬼術の数々に押され悪戦苦闘する。近づくこともできぬ劣勢を覆し、二人は仇討ちを遂げられるのか…!?

『憎まれるのは心外だなァ』
『一途に愛していたんだぜ?』
『健気な俺が可哀想!』

***

『俺には喜怒哀楽がない』
『誰も心を見ようとしなかった』

『救済は無垢な魂を見出す』
『神聖な行為さ』

『俺の中の怪物が』
『こんなに大きくなったよ!』
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