ふっかー復活委員長

Book Fair読書会を都内で主催しています。noteにレポートを掲載中。ぜひご覧ください!
選曲へのコメントもお待ちしております(^o^ゞ
★湘南ベルマーレ、doa、SEAMO、スタバ、伊坂幸太郎さんの小説が好きです。

あいたい―ライオンと鳥がたどる、せつなく壮大な物語。

「ひゃくじゅうの王じゃなくたっていいんだよ。おれはただ、あんたといたいんだ」

なんとなく、この人とはまた会えそうだ、という予感は時折ある。共にいる時間を稼ごうと執着しなくとも、自然と道が重なっていく。そんな関係が素敵だなと思う。
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最強の殺し屋は――恐妻家。 殺し屋シリーズ最新作!

びくびく生きてるようでいて、案外根っこがバリ強い。

「実力不足と言われようと、君のことだけは守りたい」...ここに、蟷螂の斧を感じた。
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突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。二人のカリスマの間で蠢く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者の最長にして最高傑作。

世界中の札束がシュレッダーにかけられる日...意外と来るかもしれない。
でも、その時はその時で別の何かを信じて、追い求めるようになる。きっとラスボスはいない。
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新幹線爆破テロ発生から高級官僚の彼氏の様子が変だ。警察に届けると自分が逮捕されてしまう。嘘つきアラサー女にされてからの逆転劇

TwitterのTLで浅井健一が話題になっていたので、唯一知っている曲を投下(笑)。

小説は、主人公は嘘ばっかりつくし、登場人物は常に何かに怒りまくってるし、一周回って主人公が善い人に見えてくるし、ハチャメチャです...
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「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまう。不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。ディストピアに迸るユーモアとアイロニー。伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれたジャンルの枠を超越する傑作!

勇ましいのでも、かといって絶望するでもなく、ほどよいモヤモヤ感がほしいと思いセレクト。

「監視されている、それでも明日を探さなければ」という煽りに似た内省が印象に残る。
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嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった...はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。

「人を見た目で判断しちゃ、いけませんって」と、皮肉じみた格言の歌い出しが小説にマッチ。まさに久遠と成瀬のそんな会話から始まるし(笑)

「すげぇ楽しそうだけど、分け前計算とかちゃんとできてるかな、この人たち...」と思ったところから浮かんだ曲。相変わらず、doaの綴りが違うのが気になるけどw
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今回の舞台は、中学校。時間割に見立てた7編の短編で、鮮やかに現代人の苦悩、笑い、絆、友情、想いを描写。現役中学生の目を通して「生きる」ことについて大いに考えさせられます。笑って笑って、ホロッと泣かせる、胸に迫る青春群像小説です。

生徒も先生も、男子も女子も、運動部も文化部も、イケててもダサくても、実は誰でもロンリー。
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藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。

常に満たされず「SF(少し、不足)」な主人公と、"素数の様に割り切れない"曲の心情に通じるものを感じた。
素直になれず、人を見下して、怖がって。これは、そんな心が傷付き、SF(少し、復活)する物語。
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人は時折、勇気を試される。落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。三つの物語を繋ぐものは何か。読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。

私が伝染させるのは、臆病か、勇気か。最初から強い人なんていない。だからこそ迷い、逃げることもある。

冷笑が顔に張り付いた社会。「この街を救う」だの「本当の姿が僕にはある」なんて思うのは、恥ずかしい。それでも、信じて突破しなければ、PKのチャンスはもらえないのだ。
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真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。

無数の歯車が噛み合うおかげで、私達の一日は無事に終わる。しかし、そこに悪意のオイルが一滴垂らされただけで、日常はいとも簡単に狂い始める。
個人的にはドラマ版の主題歌(嵐)が大好きなのですが、原作のダークな側面を際立たせる為に、小説用の主題歌を設定してみました。
物語の鍵を握る会社が「相模ネジ」という部品メーカーなので、イメージの近い曲を選べたのもよかったです(←自画自賛かよw)
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

この曲を選んだのは、事件に関わった人々を「愚か者」と嗤いたいからではありません。むしろ、自分も簡単に「突破ゲーム」に巻き込まれるのでは?という危機感からです。
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魔王とは何者なのか?魔王はどこにいるのか?
世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。

会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、1人の男に近づいていった。5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。

熱狂しすぎたゲリラライブは中止にできるが、憎しみに煽られた集団心理は止められない。

ギリギリの所で均衡を保っていた「平和」が誰かのおねしょで破られた時、果たして自分は冷静でいられるだろうか...
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その日、僕は“父親”になった。本音と向き合い続けた覚悟のサッカー人生。

プレーヤーとしてはベテランの域に入った梅崎選手ですが、15歳で固めた決意は微塵も揺らいでいないはずです。

彼の現在進行形の覚悟を、より多くの方に知ってもらうために、主題歌をつけました。【希望7:悲愴感3】のイメージです。
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高校卒業から10年。クラス会に集まった男女の話題は、女優になったクラスメートの「キョウコ」。彼女を次のクラス会へ呼び出そうともくろむが、「キョウコ」と向かい合うことで思い出される、高校時代の「幼く、罪深かった」出来事―。よみがえる「教室の悪意」。28歳、大人になってしまった男女の想いを描き、深い共感を呼び起こす傑作ミステリー。辻村深月の新境地。

キョウコはきっと、「こんな痛みも歓迎じゃん」と思っていたはず。周囲を取り巻く同級生たちも、みな躓きながら必死に生きている。

これはYUIの活動休止明け一発目のシングル。「凄い歌詞だ...引きこもっていたわけじゃないよね...」と子ども心に圧倒されたのを覚えている。でも、このくらい剥き出しでいるからこそ、身を削って学べることがあるのだろう。
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夜になると、僕は化け物になる。化け物になった僕は、夜の学校で、ひとりぼっちの少女と出会う―

教室という、世界中の生きづらさを凝縮したような場所。その物語に、時折ばけものが訪れる"海"の風景が挟まれるのが印象的だったため。
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入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

10年ぶりの再読。正面からぶつかって恥をかける西嶋は、やっぱり眩しい。それがきっと、周りにもいい影響を与えている。

この曲の痛快な歌詞にも通じる。失敗って怖いんだっけ?と、いい意味で麻痺していたい。

北村たちは面白い。気がついたら誰かと誰かが付き合っていたり、バラバラなようでいて、いざという時はしっかりつながっている。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

「誘われないのは誘わないから」...パーティーは待っていてもやってこない。

今ある時間、アイディア、お金から十分にワクワクは生み出せる。
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零細工場の息子・山崎瑛と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった―。感動の青春巨篇。

社会は本気の学芸会。それがヒーローでも、悪役でも、舞台に立ったら倒れるまで演じきれ。

ふと「自分は大人って言えるのかな」などと迷いが頭を過るけれど、幕は待ってくれない。今日も叫ぼう。

「俺たちは、まだ負け犬なんかじゃない」
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商社で働く志村栄利子は愛読していた主婦ブロガーの丸尾翔子と出会い意気投合。だが他人との距離感をうまくつかめない彼女をやがて翔子は拒否。執着する栄利子は悩みを相談した同僚の男と寝たことが婚約者の派遣女子・高杉真織にばれ、とんでもない約束をさせられてしまう。一方、翔子も実家に問題を抱え―。友情とは何かを描いた問題作。第28回山本周五郎賞&第3回高校生直木賞を受賞!

「普通に、幸せになりたい」という人は多い。抽象的とは思うけれど、せめてその言葉を、明るく口にできているのならまだいい。しかし、大抵の人は目に光が感じられない。

「普通」と「幸せ」の自分軸も分からないまま、他人を羨み、恨みすぎてはいないだろうか。
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―ある日突然、あなたの子どもが虫になったら。それでも子どもを愛せますか? 第57回メフィスト賞受賞作! 衝撃のデビュー作!

そ、そのまんまではないか...と思われるのは覚悟の上。こんなピッタリな組み合わせを見つけたら黙っていられない(笑)。

思うのは、いかに私達が「人間」の定義を狭く、狭ーくしてきたかということ。自虐的な矮小化が、人間から豊かさを奪っている?
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